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河童

 卒論の作業するのが面倒だったから、河川環境管理財団が今年作成した「水難事故発生地点マップ」に、河童の伝承が報告されている場所を記入してみた。
 もしかしたら、水難事故現場と河童の伝承の残る地域が一致するんじゃないかと思って。
 河童の伝承が残されている場所は、国際日本文化研究センター作成の「怪異・妖怪伝承データベース」を利用。
 「河童」のみで検索。
 市単位以上で詳細な場所が記載されているものをデータを使用。同一市町村のものは面倒だから省いてある。
 とりあえず北陸周辺と九州だけ。
 水色の点が河童の伝承が報告された地点。

 北陸
北陸


 九州
九州

 事故発生場所、伝承のある場所。どちらの地点も正確な場所がわかっているわけではないけど、まぁ、だいたい、一致するのかなぁとは言えると思う。
 だけど本当にだいたいだから、水難事故の起こるところに河童アリなんてのは、はっきりとは言えないなぁ。
 一晩無駄になったけど、遊びとしてはそれなりの結果になった。
 水の事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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「淫」「呪」「艶」「賭」のうちの「呪」

 ちょっと古いニュース。
 文化審議会の漢字小委員会が、学校現場から不適切であると指摘を受けて、「淫」「呪」艶」「賭」などの文字を常用漢字に入れないことを検討しとるんだそうな。
 いろいろとその不適切と指摘した学校に対して言いたいことはあるんだけども。
 「呪」は除外しちゃだめだよ。
 学校じゃ特に女子だけども、「おまじない」なんてのを良くやってる。恋とか、勉強とか、運動とか、友情とかの願い事成就のために。
 「おまじない」なんてひらがな表記しちゃうと、なんだか可愛い感じがするから、ついつい試してみちゃったりするけども、漢字表記すれば「お呪い」だ。
 呪詛なんだよ。おまじないなんてのは。
 「こっくりさん」なんてのは、子ども達の間では、わりと強い呪いだとされている。
 そういうのが学校の普通の生活の中でされてるんだ。
 「呪」という漢字は児童生徒の学校生活に根ざしていると言って良い。
 「指切りげんまん」なんてのも、弱いものだけどおまじないだよ。
 「痛いの痛いの飛んでいけ」なんてのもそうだ。
 「呪」は生活に深く根ざしてる。古くから伝わっているこの風習は消すことなんてできやしないし、消してはいけない。
 とはいえ、おまじないなんてのは心の持ちようで決まる。
 「このおまじないは効果ある」と思えば、そのおまじないは効くし、呪いも発動する。
 「このおまじないは効果がない」と思えば、そのおまじないは効かないし、呪いも発動しない。
 おまじないは効果がある。でも、実際には効果はない。
 おまじないは効果はない。でも、実際には効果はある。
 おまじないで命を奪うことだってできるし、命を奪うことなんてできるわけがない。
 おまじないで命を奪うことなんてできるわけがないし、命を奪うことだってできる。
 だからこそ、「呪い」に安易に手を出すことが恐ろしいってことを教えなきゃならない。
 オカルト的な物との丁度良い距離感を知るために、学校で教える必要があると思う。
 将来、変な宗教や呪いに手を出さないためにも。
 台所や便所や風呂とか、家の中に神様がいない現代の家庭では、そういうことは教えてもらえないんだから。

蚊柱

 中国ではでっかい蚊柱は吉兆であるとされる。日本でもその風習を受け継ぎ、たとえば奈良時代には、でっかい蚊柱ができたことをきっかけにして、年号を大宝から慶雲へと改めている。
 蚊柱はこの「慶雲」の字のように、雲みたいに見えるほど多数のユスリカが集まって、モヤモヤと集まって飛ぶことからできあがる。
 夏になると、頭の上にできる、あのモヤモヤがそれ。
 歩いてもついてくるため、逃げるには走らないといけない。
 あれはどうも、人間が体外へ放出する二酸化炭素に反応しているのだとか言われているのだけれど、よくわからん。
 で、このユスリカ。頭の上を飛ぶ特徴的な性質から、全国にいろんな方言が存在する。
 一番多いのが、「アタマムシ」系である。
 漢字で表記すると、「頭虫」。頭の上を飛び回り、なかなか離れないことから。
 その他、友人から聞いたものを含めて、記しておく。
 ノロイムシ 兵庫県明石市
  「呪い虫」。頭上から離れないことから、「呪われている」という発想がなされたもの。

 ツンダリムシ 富山県黒部市
  「つんだり虫」。共通語で「ついてくる虫」の意味。

 ノウミソクイクイ 富山県黒部市
  「脳味噌食い食い」。頭上から離れない理由を、「耳から入り込んで脳味噌を食べるつもりだ」という発想がなされたもの。「実際に脳を食べられて死んだ人がいる」という話が出るのも、お約束。

 上記の物は、すべて小学校時代から仲間内で呼んでいた名前である。従って、小学校ごと、学年ごと、子供のグループごとに異なる可能性がある。これを全国的に採集すると膨大な数になると思う。いつかやってみたいなぁ。
 それにしてもユスリカ。吉兆とされたり、自転車で突っ込んで酷い目にあったり、高校の生物の時間に唾液腺染色体の観察に使用されたり、なにかと人間と交流のある虫ではある。

気象

 この時期の荒れ模様の天気のうち、暴風雨を伴う雷鳴のことを、富山県ではブリ起こしと呼ぶ。もともと漁師の間で使われていた言葉だろうが、現在では県下全域で認識されている。
 これが鳴ると寒ブリが捕れ始めるという。
 天候に関する俗信は、まずこのブリ起こしのように、「こんな天候になると、何々が起こる」といったものと、猫が顔を洗うと雨が降るといったように、「何々が起こると、こんな天候になる」といったものの、2種類がある。
 また更に、科学的根拠に基づくものと、全くの俗信によるものに分けることができ、大まかに4つに分類できるだろう。
 天候に関する俗信は現代に至るまで数多く残されている。人間が天候を知ろうと試行錯誤を続けてきた証拠であろう。
 昔は翌日の天気を予想する、「お天気じいさん」といった人物が、村に一人はいたそうだが、天気予報の発達した現在ではそういった人物に出逢うことはごくまれである。
 現代の天気予報と、お天気じいさんの天気予報。当たる確率が高いのはどちらだろうか。

オオベッサマ迎え

 11月20日に下立でオオベッサマ迎えの祭りが行われる。
 祭りといっても盛大なものじゃないから、見学は出来ないかもしれない。
 オオベッサマとは、大恵比寿様の訛ったもの。恵比寿様じゃなくて大恵比寿様という理由は分からないのだけれど。
 越中の田の神行事として、国選択無形文化財に選ばれている。
 田の神行事とは言っても、去来する稼ぎの神や屋敷神といった性格の方が強いように思える。
 オオベッサマの特異な点はその移動手段で、なんと富山方面から富山地方鉄道に乗ってやってこられる。
 オオベッサマをお祀りしている家の主人が、目に見えないオオベッサマを駅まで迎えに行き、家まで案内する。
 何もない空間に向かって、「長々御苦労さまでした。どうぞこちらです」と頭を下げながら夜道を照らしている姿は、なかなか趣がある。
 家に案内すると、まずお風呂に入っていただき、それから食事をして頂く。料理を出す際のしきたりとして、味加減を見ないというのがあるそうで、これは、オオベッサマより先に食べることを禁じているからだという。
 オオベッサマから下げられた料理は、その後家族で頂く。
 その後、オオベッサマ送りが行われる翌年1月20日まで、恵比寿様の神棚に座られる。御神酒や榊を毎日お供えするのだという。
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