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中学校教育で民俗学の授業は可能か

日本民俗学会編 1989 『民俗学と学校教育』 名著出版
 ふるさとを愛するには、ふるさとの事を知らなければならない。それに有効なのが民俗学を取り入れた授業である。この本に記載されている授業の実践例は高校ばかりだけど、中学にも役立つはず。

池田彌三郎 他 編著 1974~1976 『日本民俗誌大系』 全12巻 角川書店
 駅前の古書店で安かったので。
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古書店

 駅近くに新しい古書店ができた。教授も絶賛の良い店である。場所が場所だけに、良い物がそろっている。今後利用したい。

 9日購入分
池田弥三郎 1960 『日本故事物語』 河出書房新社
本多顕彰 他 共著 1960 『世界故事物語』 河出書房新社
宮尾しげを 1955 『日本の郷土藝能と行事』 未来社
山本常朝 田代陣基 原著/神子侃 編著 1964 『葉隠』 徳間書店

景勝桜

 黒部市三日市の交差点に景勝桜と呼ばれる桜が立っている。立派なエドヒガンである。
 その名の通り上杉景勝にちなんだ桜で、今年の大河ドラマ「天地人」の効果で観光客が大勢来ることが見込まれる。おそらく今年の黒部市の一押し名所であろう。
 昭和39年発行の黒部市誌にはこう書かれている。
「その昔、柴田、佐々成政の諸侯五万を率いて魚津城を攻めたとき、上杉景勝は三万騎を率いて三日市に入った。たまたま桜の木の下を通ったとき、桜の壮観を極めたのを見てこれを賞したので、いまに景勝桜とよんでいる。」
 樹高22m。幹回り4.3m。この通り立派な桜であった。
 しかし、景勝桜はこの黒部市誌発行の10年後の昭和49年、枯死してしまう。樹齢800年を越えていた桜の木にとって、時の流れには逆らえなかったのであったろう。
 しばらく景勝桜の姿は途絶えていたが、平成の時代になって、景勝桜を復活させようという動きが活発化する。
 といっても、本来の景勝桜の直接の子孫にあたる木は存在しない。
 そこで、景勝桜に似た姿のエドヒガンを見つけるために日本全国を探し回り、ついに千葉で見つけたのである。
 そして、千葉から運んできた桜の木を植樹し、ついに2代目景勝桜が誕生したのだ。
 しかし、環境が合わなかったのか、まぁ千葉と富山の土は違うわけだから、環境が合うはずなんか無いのだけれど、2代目景勝桜は盛大に咲くこと無く枯れて伐採されてしまう。
 そのため、今度は地元でと、市内の山から景勝桜に似たエドヒガンを見つけて、植樹しなおしたのである。
 それが、現在「2代目景勝桜」と呼ばれている、3代目景勝桜である。
 道路拡張に伴って遷座した市姫神社を見守るように立っている「2代目」景勝桜は、今では三日市を彩る立派な桜として、新しくも古いシンボルとして市民に親しまれている。景勝が褒めた桜と似た姿なだけあって、満開の頃の威容は実に見事である。

 しかし、今の景勝桜の前に、千葉からつれて来られた2代目景勝桜がいたことをを忘れないでいて欲しい。
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