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蚊柱

 中国ではでっかい蚊柱は吉兆であるとされる。日本でもその風習を受け継ぎ、たとえば奈良時代には、でっかい蚊柱ができたことをきっかけにして、年号を大宝から慶雲へと改めている。
 蚊柱はこの「慶雲」の字のように、雲みたいに見えるほど多数のユスリカが集まって、モヤモヤと集まって飛ぶことからできあがる。
 夏になると、頭の上にできる、あのモヤモヤがそれ。
 歩いてもついてくるため、逃げるには走らないといけない。
 あれはどうも、人間が体外へ放出する二酸化炭素に反応しているのだとか言われているのだけれど、よくわからん。
 で、このユスリカ。頭の上を飛ぶ特徴的な性質から、全国にいろんな方言が存在する。
 一番多いのが、「アタマムシ」系である。
 漢字で表記すると、「頭虫」。頭の上を飛び回り、なかなか離れないことから。
 その他、友人から聞いたものを含めて、記しておく。
 ノロイムシ 兵庫県明石市
  「呪い虫」。頭上から離れないことから、「呪われている」という発想がなされたもの。

 ツンダリムシ 富山県黒部市
  「つんだり虫」。共通語で「ついてくる虫」の意味。

 ノウミソクイクイ 富山県黒部市
  「脳味噌食い食い」。頭上から離れない理由を、「耳から入り込んで脳味噌を食べるつもりだ」という発想がなされたもの。「実際に脳を食べられて死んだ人がいる」という話が出るのも、お約束。

 上記の物は、すべて小学校時代から仲間内で呼んでいた名前である。従って、小学校ごと、学年ごと、子供のグループごとに異なる可能性がある。これを全国的に採集すると膨大な数になると思う。いつかやってみたいなぁ。
 それにしてもユスリカ。吉兆とされたり、自転車で突っ込んで酷い目にあったり、高校の生物の時間に唾液腺染色体の観察に使用されたり、なにかと人間と交流のある虫ではある。
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蛇の呪力

 福井晴敏 2009 『Op.ローズダスト』上中下 文藝春秋
  おっさんと少年の毎度毎度の大アクション。 

 梅田阿比 2009 『幻仔譚 じゃのめ』 秋田書店
  流麗な絵と、奇怪な化物、妖しくも優しさにあふれた物語。長期連載してほしい漫画である。

 鎌池和馬 2004 『とある魔術の禁書目録』2 アスキー・メディアワークス
  2巻。『Op.ローズダスト』を読んでから。
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